いやぁ~忙しい一週間でした。
コペンへDaikiの日本のパスポートを取得とカーステンのヴィザを申請しに日帰りで行き、親戚とDJURES SOMMERLANDへ行き、家のペンキ塗り&掃除に丸二日、最後のママさん会とLegestueにも行き、三日連夜友達と食事をして・・・、
帰国まであとは恒例の大家族旅行にHvidesandeへ行くばかりとなった。
旅行から帰宅(その日は義理父宅泊)翌日には日本出発だから。
多分これがデンマークからのそしてこのブログ最後の日記になるかな。
先月日本での休暇中に日本への転勤話を聞いたとき、
正直「やっぱ決まったんだ・・・。またすぐ日本へ来るなら、一度DKに戻るのは面倒だなぁ。」
なんて思っていた。
でも今デンマークに居て家財道具を出して、日本への準備を着々進めていると名残惜しい気持ちが増してきた。
我が家の下の階のおばさんなんて、「Daikiだけは引越ししないよね~・・・っていつも言う。」
そんなわけ無いでしょ。。。いつもドタバタうるさかったと思うのに、そういう言葉をかけてくれて有り難いです。
周りの人に引越しの事を伝えると、「わぁ~それは楽しみね、でもこちらは悲しいわね」って言われる。
そう、それはもちろん楽しみでもあるし、日本への一時帰国は何よりのご褒美だった。
だけど悲しい気持ちはこちらにもあるわけで・・・。
マメな義理姉とSMS(携帯メール)を交わさない週はなかった。
言葉が分かるようになって、カーステンを介さず甥っ子たちと話が出来るようになり、すごく楽しかった。
言葉の力は他にも、今まで余り話せなかった義理姉の旦那さんや義理父の奥さんと積極的に会話するようになり、“義理義理”の関係にある絆を感じちゃったりもした(わたしだけかも?)。
すぐ真に受けてしまっていた義理父と義理祖父のジョークが通じるようになってきた。
毎度毎度どうでもいい話を長々としゃべる義理母を面倒だなと思っていたけど、いつも文句一つ言わずDaikiを預かってくれた。
Daikiは大好きな従兄姉たちとしょっちゅう遊べた。遊んでもらった。
いわゆる娯楽は少ないかもしれないけど、自然が、緑が溢れていて、外をおもいっきり駆け回れた。
車で3分で自然公園、5分で泳げる湖、そして5分で動物たちが沢山要る広場、10分も走れば放牧された牛や馬が見れる。水族館も美術館も近くにある。
いつもDaikiに優しく声をかけてくれて、子供用のパンをくれるパン屋さんのお姉さん。
片道一時間かかる通勤なのに5時半頃に帰ってくるカーステン。休みも多かったし。ホームオフィスデーもあったし。
もちろん夕飯は6時に家族3人で。
語学学校、Legestueや色々な場所でであった友人たち。
全てに感謝です。
異国に住んでいる友人たち(この場合DKに住んでいる日本人やDK人以外の人)とは助け合い、そして多くのことを教わった気がします。何故かみな強いんだよね~。何で何でも出来ちゃうんだろう~って思うけど、まぁ自分しか頼りにならなかったらそうなる?でもわたしなんてしょっちゅうカーステンに文句言ったり、助けてもらったりしているのに・・・恥ずかしくなります。具体的なことはプライバシーだしここでは触れられないけど、この国で出会った日本人の友達はシンプルでカッコいい生き方をしているって尊敬しています。
少女時代海外生活を経験したせいか、双子座のA型だからか、両親の影響か、
わたしは“柔軟性”にだけは優れていると自負しているんだけど、
だけど最初来た頃は正直きつかった・・・。
右向いても左向いても、???
日本の「に」の字も見当たらない。
家族の会話はデンマーク語・・・分からん?笑うだけ?顔の形が変形してしまう~!!
しかもその頃まだヴィザが降りていなくて、語学学校にも行けない身だった。
することない・・・・から、ひたすら毎日ケーキ焼いてCNN見て、ゲームやって、一日一度思い切って外に出て辞書片手に買い物をする。しかも日本語→英語→デン語辞書。辞書二つもスーパーで開いている人を見たらちょっと避けちゃうよね。
9月になって暗い時間が長くなってきた時のあの悲しさ。寒い冬が長いのにバスタブが無い我が家(結構これが普通なんだけど)、正月明け2日から仕事にいってしまうカーステンを恨めしげに見つめていた正月。初めての妊娠出産そして子育てに不安がいっぱいだった。日本語が思いっきり話せないフラストレーション。
でも結局は、
「郷に入れば郷に従え」
「住めば都」
なのです。冬の暗さも嫌いだったけど、義理母流「冬は暖かいおうちの中でキャンドルを灯してゆっくりしましょ」
って楽しみ方、今なら同感出来ます。子育ても今だから言えるけど、過剰な情報がない分考えすぎず伸び伸びと出来たかも。要らない情報に左右されず、日本のみんながよく言う体重制限もなかったし。
たかが3年、されど3年。人間変わるもんです。
しかも今なんて、シルケボーに住むならアパートよりやっぱり庭付きの一軒家が良いって思います。
Daikiにも絶対良いはず。
カーステンと知り合って、自分を成長させたいと思うようになった。
縁あってデンマーク人と結婚し、縁あってシルケボーに住む事になり、そして今度又日本に住む事になり。
日本に住んだらまた気持ちは色々と変わると思うけど、
いつかまたここで暮らす事があっても良いなって「今は」思っています。
さようなら~、シルケボー。
ありがとう~、デンマーク。